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2008'05.01 (Thu)

図書館で借りた絵本の感想 19

「しあわせの王子」 ☆☆☆
原作 オスカー・ワイルド 文絵 いもと ようこ   金の星社



目はサファイヤ、体は金箔の銅像の王子と、
南へ帰るはずが、王子に尽くして死ぬツバメのお話です。

私自身は、死んでから救いがあってもなぁ・・・、というタイプの人間なので
こんなに良い行いをした、王子とツバメが現世でしあわせになれないのは
子供時代に読んだ時も、今も、やっぱり同じ感想でした。
けれど表紙の作者前書きに
「ざんこくで、かなしくて、
やさしいこのお話。
だれもが胸をいためることでしょう。」
と、ありました。そうか、胸を痛めるようなことだって必要だもんね。





「おじいさんのえんぴつ」 ☆☆
作・絵 マイケル・フォアマン     金の星社



男の子がおとうさんに手紙を書くところから始まります。
男の子が手紙を書き終わって、ベッドにもぐりこむと、
手紙を書くのに使ったえんぴつが、自分の物語を書き始めて・・・。

そして、えんぴつをなくしてしまった男の子が、やがておじいさんになり、
孫のジャックがそのえんぴつを探しだし、受け継がれてくお話です。

物語りも悪くないし、絵も良いのに声に出して読みづらかった・・・。
(黙読でも読みづらいと思うけど〜)
なぜかと言うと、文章の変なところで行替えしているから。
日本語を読み聞かせるのに、何の考えもなしに行を変えて、
これじゃリズムが台無し。たまに、こういう絵本に当たると、
きっと本が好きじゃない人が、作った本なのかなと思います。

でも、私が読みやすくて超お薦め↑(上の)「いもとようこ世界の名作絵本」と
同じ出版社なんだけどなぁ〜。何でこんなに違うかな?





「かちかちやま」 ☆☆☆
文 まつたに みよこ  絵 せがわ やすお  ポプラ社



ひさしぶりに読み返したら、やっぱりちょっと残酷なお話ですよね。
悪い狸は散々仕返しをされて死にますから。
でも、最初に狸はおばあさんを殺しています。
犯した罪に対する等分な罰という、昔話の価値観でしょうか。

この「まつたにみこよ版」では、たぬきに殺されたおばあさんが
「ばばあ汁」にされるところは画かれていません。
後書きに、民話の残酷性をむやみに書き換えるのは、
そのこと自体が間違っていると思うと作者は書いています。
ただ、この「かちかちやま」の「ばばあ汁」のくだりは
おばあさんが打ち殺されたことだけでよいのではとの
考えから、あえて画かなかったと。
私自身も今風に甘くアレンジされた絵本は借りない主義です。
でも、確かに現代の子供に「ばばあ汁」までは必要がないと
「まつたにみよこ版」に共感しました。





「はらぺこガズラー」 ☆☆☆
作 ハアコン・ビョルクリット   ほるぷ出版



あるところに、ガズラーというとびっきりの大食らいのぶち猫が一匹いた。
あまりに大食らいなので、飼い主の夫婦がとうとう捨てる相談をしているのを
ガズラーは聞いていて、最後のご飯をもらった後に、まだお腹がすいてると、
だんなとかみさんを食ってしまい・・・。

お話がいきなり飼い主を食べるところから入るので、ちょっとびっくり。
なぜか今回はブラックな味わいのお話が揃いました。
でも、ガズラーが出会ったものをどんどん食べていくので、
だんだん慣れて気にならなくなります。(笑)

お話の構成は「おおきなかぶ」と同じで、
ガズラーが何かに出会うたびに、今まで食べたものを全部言うので、
読んでいるほうは、けっこう疲れるというか、飽きてきちゃいます。
しかーし、子供はこういうの好きですから、何度も読んでと言われちゃいます。



 

テーマ : 絵本 - ジャンル : 育児

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