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2008.10.11 (Sat)

図書館で借りた絵本の感想 24

「男の子と おおきなさかな」 ☆☆☆
作 マックス・ベルジュイス    ほるぷ出版



あるところに、水辺に座って魚をつるのが大好きな男の子がいました。
ある日、男の子は大きな美しい魚を
長い力くらべのすえに、とうとう釣り上げました。
この大きな魚と暮らすことにした男の子は、
大きな魚を家に連れて帰り、風呂おけを部屋に入れて、
そこへ魚を入れました。
けれど魚は、じっとしていることはできても、泳ぐことはできません。
男の子は魚のために花をつんできたり、
本を読んであげたりしましたが、次の朝魚はすっかり元気をなくし・・・。

前にも感想を書いた「かえるくんシリーズ」で有名な
マックス・ベルジュイスの最初の絵本です。
「かえるくんシリーズ」もそういうお話が多かったけど、
相手のことを本当に思う気持ちが大切なんだよ、っていうお話です。

まったく押付けがましさのないお話なので、
私はやっぱりこの人のお話が好きです。






「おやゆびひめ」 ☆☆
原作 アンデルセン 文・絵 いもとようこ    金の星社



自分の子供に、童話を読んでやるようになり、
ふと自分の昔を思い出したとき、
そうだ私って「おやゆびひめ」の話はけっこう好きだったな、と
わざわざ他の図書館から取り寄せてもらって、
読んだのですが、おーっとこれはあんまり良くなかったです。

何が面白くないかって、お話が端折られ過ぎなんですね。
このシリーズの他の童話にはほどんど感じなかったというか、
それどころが、話のまとめ方に感心していたんですが
うーん、それは話によっては違う場合もあると・・・。
このシリーズの性格からいって、仕方ないと言えば仕方ないです。
「おやゆびひめ」って、細かいディテールが面白い
お話なんだと、この「いもとようこ」バージョンで確認しました。

もうすこし息子が大きくなってから、
改めて、もうちょっと長いバージョンを読み返したいです。






「きみが うちに くるまえに・・・」 ☆☆☆☆
文 マリベス・ボルツ  絵 ディビット・ウォーカー   あすなろ出版



ねえ、ぼくの うちに くる まえ、
きみは いい においの する、
あったかい いえに すんでたの?

そのいえには おとこのこが いたのかな?
こうえんで いっしょに かけっこした?
うちに くる まえ、きみは なんて よばれていたんだろう?


全編、ちいさな男の子が、家にやってきた犬に
(施設で保護されていた犬をもらってきた)
優しく話しかける絵本です。
絵も優しい色と線でほのぼのしています。

犬や猫に限らず、ペットを捨てると言う事は
どういう事なのか、ちいさな子供にも優しく
教えてくれる絵本です。
今回のイチオシ。









「ノコギリザメのなみだ」☆☆☆☆
作 長 新太             フレーベル館



海の底でノコギリザメのおじいさんが
自分のボロボロになったノコギリを嘆いて
泣いていた所に、海のオバケがやってきて
「なおしてやる」と言っておじいさんの
ノコギリをポイっと取ってしまいました。
取ったノコギリの代わりに、オバケが次々と
持ってきて取り付けた物は・・・



ミキが1、2歳の頃、同じ作者の「にらめっこしましょう」を
何度も読んで楽しんでいました。
あの絵本は好きだったなぁ。
小さい子どもにも、次のページをめくる楽しさを教えてくれた気がします。

と、それ以来久々の長新太絵本です。
強烈な色彩と、意味を深く追求してもしようがないお話が
とってもイイですね〜。
特に、海の底で毎回流されるおじいさんサメの涙。
嫌がらせにしか思えない、海のお化けの数々の所業。
何も考えないで、子供と一緒に面白がって読みましょう。






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2008.09.21 (Sun)

図書館で借りた絵本の感想 23

「キョウリュウがほしい」☆☆☆☆
文 ハーウィン・オラム 絵 きたむら さとし  文化出版局



ぼくの友達はみんなペットを飼っている。
ぼくだって ペットがほしい。

「きょうりゅうがほしい きょうりゅうがかいたい」と
いつまでも だだをこねるアレックスに負けて、
おじいさんはアレックスとキョウリュウデパートへ。
そこでアレックスは目が合ってしまったマソスポンダラスを
おじいさんに買ってもらい「フレッド」と名づけました。
けれど、家に連れてかえった「フレッド」は
あちらでも、こちらでも問題を引き起こして、
お父さんもお母さんもカンカン。
そして「フレッド」が病気になってしまい・・・。


最近、息子の興味がますます男の子っぽくなってきました。
3月にロンドンの自然史博物館へ行ったときは、
恐竜にまったく興味を示さなかったのに、今じゃ大好きです。
(あら?今、思ったんだけど、もしかして自然史博物館がきっかけ?)
その時買った恐竜のフィギュアで、よく遊んでいるし、
名前もけっこう覚え始めました。

絵本の画像がないのが残念ですが、
絵はイギリス在住の日本人画家のかたで、
とってもポップで可愛い絵です。
5歳の男の子にちょうどいい絵本ですね。






「びんぼうがみ と ふくのかみ」 ☆☆☆
作 大川 悦生  絵 長谷川 知子    ポプラ社




この民話は普通の貧乏神のお話とちょっと違いました。

主人公の若夫婦があまりにも働きものなので、
家に100年前から住み着いていた貧乏神が、とうとう居られなくなり、
若夫婦の前に出てきて、「もう福の神がくるから、おいとまもうす」と
言うと、今までせっかく居てくれたんだからと、夫婦は貧乏神をもてなします。
と、そこへ福の神がきてまだそこにいた貧乏神と喧嘩に・・・。

けれど、夫婦も子供も貧乏神を応援。
とうとう負けてしまった、福の神が怒って出て行きますが、
福の神が忘れていった小槌で、最後には貧乏神が
なんと福の神になってしまって、みんなめでたくハッピーエンド。

福の神が悪者扱いされて、チト可哀想なところもありますが、
親子でほのぼのと楽しめる昔話です。





「くまとハンフリー」 ☆☆☆
文 ジャン・ウォール  絵 ウィリアム・ジョイス  徳間書店




「ハンフリーは もうおおきいんだ。おもちゃのくまなんか
だいてねるのは、いいかげん やめさせたらどうだね」
と、パパが言うのを聞いたその夜、
ハンフリーはいつものようにくまと一緒に冒険へ出かけて・・・。

ハンフリーとくまのぬいぐるみがヨットにのって
夜の海へ冒険へ出かけて、海上でココアを飲んだり
嵐にあって離れてしまったりと、全編夜の世界の絵です。
とても静かな物語なので、眠る前のお話としてぴったりです。






「ねぎぼうずの あさたろう」 ☆☆☆☆
作 飯野 和好      福音館書店





あさつき村のねぎぼうずの「あさたろう」。
ある日、やつがしらの「ごんべえ」と こいもの「ちょうきち」が
しいのみの「おちょうちゃん」をいじめているのを
助けますが、村に仕返しにくるのをさける為、旅に出で行き・・・。


時代劇設定のお話で、文も手書きで浪曲風。
「へへっ、どうだい」「かんにんしてください」の台詞とか
「あさたろう」がねぎじるを飛ばす時の擬音の
「ぶるるるるるる、ぶりん ぶりん ぶりん ぴゅーっ」など
読む時に役になりきって読むと子供が喜びます。
登場人物がみんな野菜で股旅物とは、ちょっと面白いですね。
シリーズなので、今後も読むのが楽しみです。





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2008.09.02 (Tue)

図書館で借りた絵本の感想 22

「だんまり」☆☆☆☆
文 戸田和代 絵 ささめやゆき   アリス館



ときどき、ぷいっといなくなる黒ねこの「だんまり」。
ある日ぼくはでかけて行った「だんまり」の後をついて行った。
すると雑草だらけの空き地に入っていった「だんまり」が
捨てられていた大きな椅子のむこへ。
すると、大きな椅子の陰から出てきたのは、男の人だった!


その後、男の子がだんまりを追いかけていくと、
いつの間にか、そこはみんなシッポが生えた人間ばかりの
「ねこのまち」に迷いこんでしまいます。
好きですねぇ、こういうお話。
こういう不思議がどこかにあると信じていた
子供時代の自分を思い出させてくれる本だと思います。
絵は私自身の好みとは違うけど、このお話にはぴったり。
色味が渋くていいです。





「こそこそこそっ、かくれよう!」 ☆☆☆
文 カンダス・フレミング  絵 G・ブライアン・カラス  BL出版





すっかり冬支度のすんだマグリーリさん。
らくちんソファに座ってぬくぬくしていると、ドアをノックする音が・・・。
玄関には3びきのさむがりウサギが立っていて、部屋にはいりたそう。
けれど、マグリーリさんはつれなくドアを閉めてしまうのですが、
その夜、さむがりウサギ達は、こっそり郵便受けから部屋に入って・・・。
翌朝、怒ったマグリーリさんは、郵便受けを塞いでしまいます。
次の日はえんとつから、その次の日は窓からさむがりウサギが
入ってくる度に、マグリーリさんはどんどん家を塞いでいって、
とうとう玄関の戸まで、なかからレンガで塞いでしまったのですが・・・。

最後のページが文章がなくて、絵だけなので
「あれっ?これで終わり?」と最初に読んだ時に思ってしまったけど、
それなら、それで子供と「この後どうなったんだろうね」とか
親子でお話を想像して遊べました。

絵は可愛いです。
インテリアの細かいディテールがイギリスかなと思います。
(本にはどこの国の絵本か手がかりがなかった)
男の子でも女の子でも楽しく読める絵本です。




「まちのねずみ と いなかのねずみ」 ☆☆☆
原作 イソップ 文・絵 いもと ようこ   金の星社




田舎のねずみのうちに遊びにきた 都会のねずみは
素朴な食べ物も、静かな暮らしもぜんぜん面白くなかったので、
田舎のねずみを都会の自分のうちに連れていきますが、
田舎のねずみには、人間や猫、車から逃げ回る生活は
すべてが恐ろしく・・・。

誰でも知っているお話に、私イチオシの絵本シリーズなので、
もちろん安心して親子で楽しめます。
このお話で思い出すのはやっぱり「住めば都」という言葉でしょうか。
人はそれぞれ違っていいんだよ、という事を思いますね。
ちなみにウチの息子は「ミキだったら、田舎と都会とどっちが好き?」
と、聞いてみたら意外なことに「都会」でした。





「なんてったて せかいいち」 ☆☆☆
作 ホリー・ホビー              BL出版



パドルが朝、起きてみると「すぐかえるよ」と
メモを残して、トゥートはでかけていました。
ところが、お昼ご飯の時間を過ぎても、
晩御飯の時間になってもトゥートは帰ってきません。
心配で心配でならないパドルは真っ暗な森へ探しに行き、
そこでトゥートの足跡を発見して・・・・。

こぶたの「トゥートとパドル」のシリーズは今回、初めて読みました。
可愛らしく、細部にまで凝った絵にまず惹かれます。
見開きページの一枚絵が印象的です。
お話もけっこう飛んでいて、汽車に乗ってバスにのって飛行機にのって、
(多分アメリカの小さな村に住んでいる)
プロヴァンスでは自転車にものって、パドルが友達を探しまくり、
最後はネパールまで二人で行ったりします。
(せかいいちの山に登るのです!これってチョモランマだよね)

このこぶた達のグッズってあるのかな?
(メモ帳とかノートとか)
あったらほしいなぁ。可愛すぎず、甘すぎずでいい絵柄です。









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2008.07.09 (Wed)

図書館で借りた絵本の感想 21

「あたまに かきのき」 ☆☆☆
文 望月 新三郎  絵 赤坂 三好   フレーベル館




楽しいほら話パターンの昔話です。

ノンビリものの「あんにゃ」が柿の木によりかかって寝ていると、
柿の実が一つ頭におちて、それでも寝ていた「あんにゃ」の頭に
柿の木が生えてきて・・・。
柿の実で大もうけすると、町の柿売りに嫉妬され、
酔わされて寝ているうちに、頭の柿の木を切られてしまいます。
が、その切り株に今度はなめこがどっさり。
でも、また町のなめこ売りが怒って・・・。
と、話が繰り返していくうちに「あんにゃ」の頭の上が
どんどん宇宙的な広がりの話にまでなっていくところが
このお話のミソですね。

だから頭の固いウチの夫なんかには、面白くなかったみたいです。
それにしても、絵を描くのがむずかしいだろうな、と思うお話でした。




「フラニーとメラニー すてきなおんがくかい」 ☆☆☆
文 あいはら ひろゆき  絵 あだち なみ  講談社



あかウサギのフラニーと妹のメラニーは、森のスープやさん。
森のなかまたちにいつもおいしいスープをだしていました。
そこへくまのヘンリーおじさんがやってきて、
インコのジョアンとふくろうのオウルおばさんが大ゲンカしていると、
言うではありませんか。フラニーとメラニーはさっそく行ってみることに・・・。

前に同じ作者の「もりのがっこう」シリーズを読んだとき、
ストーリーがちょっと・・・で☆二つしか付けませんでした。
今回のお話もそんなに何が面白いって訳じゃなかったです。
(私には)
ただ絵がめちゃくちゃ可愛い。
「くまのがっこう」シリーズはグッズも可愛いのがたくさん出ていますよね。
もし、自分の子供が女の子だったら、きっと揃えています。





「ともだち くるかな」 ☆☆☆☆
作 内田 麟太郎  絵 降矢 なな  偕成社



オオカミは自分の誕生日に大好きな友達のキツネが
やってくるのを楽しみにしていました。
けれど、待っても待っても友達が来なかったオオカミは
悲しみのあまり、心を捨ててしまい・・・・。

なかなかダイレクトなお話の展開で、読むの楽しかったです。
最近、我が息子にも近所にお友達が出きて、
毎日のように「きょう、Yくん来るかな?」と
20回くらいは聞いてきます。
そんな息子のために借りた本です

絵柄も色合いも私好みで、オオカミの表情が豊かで可愛いです。




「どのくらい おおきいかって いうとね」 ☆☆☆☆
文 舟崎靖子   絵 にしかわ おさむ    偕成社



森に住んでいるおおきなくまさん。
くまさんのくつが どのくらい大きいかっていうとね・・・。
くまさんのおなべが どのくらい大きいかっていうとね・・・。
くまさんのベッドが どのくらい大きいかっていうとね・・・。
という具合に、お話が始まって、たいへんリズム良く読めます。
子供の読み聞かせにお薦めできます。

絵も可愛らしく優しい雰囲気で、もりの様子ががとっても良いです。
作者あとがきに画家の方が1940年生まれとあり、
この可愛い絵が、この年代の男性かと思うと驚嘆しました。














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2008.05.14 (Wed)

図書館で借りた絵本の感想 20

図書館で借りた絵本の独断と偏見の感想です。
4歳児のための読み聞かせとして、良かったかどうかと
あとは私の好みで☆で評価(☆5個が最高点)しています。





「ある あめのひの ケン・バーン」 ☆☆☆
絵・文  丸山もも子 鍬本良太郎    小学館





NHK「でこぼこフレンズ」でおなじみのケン・バーンの絵本です。

オペラ劇場のよこにすんでいるケン・バーンは
劇場から飛んでくる、おんぷを集めるのが大好きでした。
たのしい音は甘くてさくらんぼのような味。
悲しい音はしょっぱくてオリーブの実のような味です。
そしてある雨の日、公園を散歩をしていると見たこともない、
大きな悲しい音をひろって・・・。


私もこの「でこぼこフレンズ」の絵は好きです。
お話も楽しく読めるし、他のキャラでも読みたいな。
それにしても、ケン・バーンはなかなか素敵なお家に
住んでいるんですね。しかも、まわりの風景はパリかな?








「かっぱの むこどの」 ☆☆☆☆
文 水谷章三   絵 赤坂三好    フレーベル館




あるところに、おとっつぁんと三人のむすめが住んでいた。
広い田んぼもあって、豊かな暮らしだったが。
ところがある年のひどい日照りで、田んぼが干上がってしまい、
「だれか田んぼの水をかけてくれたら、むすめをひとり嫁にやるのに」
と、つぶやいたた、かっぱが出てきて・・・。

私はこのお話は初めて読みました。
大抵、こういうお話の成り行きって、人間の為に水を入れてあげた
かっぱが人間にだまされて、かわいそうな目にあいそうですが、
このお話は後味が悪くありません。
確かにかっぱが人間にいっぱい食わされるのですが、
それも嫌味のないトンチなので、楽しく読めました。





「ドラゴンマシーン」 ☆☆☆☆
作 ヘレン・ウォード 絵 ウェイン・アンダースン   BL出版



ある雨の木曜日、ジョージは窓のむこうに、ドラゴンが飛ぶのをみました。
それが始まりで、目を凝らしさえすれば、
いつでもドラゴンを見つけられるようになりました。
けれどジョージ以外は誰もドラゴンに気が付きません。
それは、きちんと見ていないから。気にかけていないから
目にもとまらないのです。
(それは、ジョージのことを誰も見ていないし、
誰も気にかけていないのに、似ている)

ジョージは時々、ドラゴンたちにしけったビスケットや
においのきついチーズをあげていたのですが、
それが大間違い!ドラゴンたちがイタズラをし始めて、
困ったジョージは、自分で設計図を書いて、
ドラゴンマシーンを作り、ドラゴンたちのふるさとの
荒地の果てへ連れていくことに・・・・。

ドラゴンが出てくるから、冒険の話かと思ったら、
どちらかと言うと、自分がひとりだと思っている男の子のお話。
息子は「ボクもせっけいずをかいて、ドラゴンマシンつくる」と
その場面がいたく気に入っていました。
絵は色使いがパステルカラー調で綺麗、質感が好みです。
ジョージが作るドラゴンマシーンもカッコイイ。








「まほうをわすれた まほうつかい」 ☆☆☆
文・絵 ディビッド・マッキー        アリス館



以前借りた、まほうつかいメルリックのシリーズ1番目。
王様お抱えの魔法使いのメルリックは、毎日王様の用事をつとめます。
王様の用事が終わったら、こんどは町のみんなの用事を、
ぜーんぶ魔法で片付けていました。
あるあさ、メルリックが目をさますと、呪文を唱えても
なんにも起こりません。魔法が消えてしまったのです。
王様も、町のみんなも今までメルリックに仕事をしてもらっていたので、
自分では何をしてもうまくいきません。
メルリックはなんとか魔法の力を取り戻すために、
妹のマーテルやいとこのガズに助けを求めますが・・・。

今回借りた、外国物の絵本3冊は偶然に全部イギリス人作家の絵本です。
このメルリックのシリーズは特別に面白いってわけじゃないけど、
なんかとぼけた雰囲気が私は好きかも。
メルリックの師匠、クラ先生は今回もいい味出してます。





「だいすきが いっぱい」 ☆☆☆☆☆
文 ジリアン・シールズ  絵 ゲイリー・ブライス   主婦の友社 

(これはイメージがなくてホントに残念)

ひさびさの☆五つ〜。今回のイチオシ絵本です。

ある日、女の子のところに白いくまのぬいぐるみが届けられます。
しろいけがわに赤いぼうし、むねにはネジが付いていて、
ネジをまわすと、くまは歌をうたいます。(オルゴール付き)
でも、さわられるのが大嫌いなくまは、
女の子が公園に連れて行った時、赤いぼうしをなくされたり、
海で砂だらけにされたり、雨の日に外におきっぱなしにされたりで、
じまんのしろいけがわはどろだらけ・・・。
「ぼくにさわらないで!」ぼろぼろになったくまは悲鳴をあげますが、
女の子には聞こえません・・・。

最初にこの絵本を見てびっくりするのは、その絵です。
写真のようにリアルで綺麗な絵です。
これって絵本の世界じゃ、異質なんじゃないでしょうか?
だって、絵本って空想やファンタジーの世界が舞台だから、
その世界を描くのに超リアルな絵は普通、相応しくないと思います。
写真みたいな絵だと、空想の入り込む余地が少ないですもんね。
でも、これがイイのです。
くまの怒った表情、泣いている表情がとってもカワイイのです。
逆にこんなにリアルな絵だからこそ、ぬいぐるみがまるで本当に
心を持っているように見えるのですね。
私的に目からウロコの発想でした。

そして、お話の内容はあなたが疲れた精神状態のときに読むと
思わず「グッ」ときてしまう内容です。
もちろん、大人が読んだ時のことですよ〜。
子供は素直にぬいぐるみのくまが生きていることを
信じているので、その通り素直に受け取っていました。

ぜひ読んでみて下さい。




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